先日 三月五日、無事、加行満行いたしました。
行は、大峰奥掛、羽黒山とさせていただきましたが、今回は少し違う感触でございました。
大峰奥掛、羽黒山は、私の感覚では「汚れを落とす」「パイプのつまりを取り除く」という感じです。
(本義は違うのかもしれませんが・・)
背負ってしまった業をきれいにするというのが、私にとっての行でした
しかし、今回は、パワーアップの感じがいたします。
一日三千回の慈救呪(不動明王真言)を七日×2(十八道、護摩)、計42000回お唱えしてまいりました。
三井寺のもっとも神聖な場所である唐院(智証大師の御廟)の不動明王さまに、ご真言を2週間以上にわたって差し上げることができたことは大変光栄なことでございました。
http://www.shiga-miidera.or.jp/treasure/building/10.htm
唐院での行を、智証大師、生誕1200年 慶讃大法会の年に修することができましたことは名誉なことです。
唐院の不動明王像は室町時代のものといいますから、700年以上にわたり、修行僧の慈救呪を受け続け、祈りこまれたお像であります。
そこに微力ながら私の祈りを積み上げることができましたこと、感謝の念に堪えません。
不動明王は男性性の象徴のように感じます。
いろんな意味で行者の男性性が活性化されるように感じます。
写真は万行間近に撮っていただいたものです。
師匠によると四臂像が写っているそうです。
四臂不動というより、金剛系の天部のようにも見えます。
一か月留守にして、多方面の方々にご迷惑をおかけいたしました。
ここで改めて、お詫びと感謝を申し上げます。
ありがとうございました。