輪廻とは死んでまたなにかに生まれ変わり、それを繰り返していく、そういう思想です
お釈迦様は来世のことを尋ねられて、何も語らなかったといいます。
これをもってお釈迦様は輪廻を否定したという仏教者がいるようです。
しかし、仏教が悟りを目指す以上、輪廻がないととても困ったことになります。
人生が今の人生(これを今世、現世といいます)一回きりであるなら、今世中に悟らなければお終いです。ほとんどの人は悟りなんて得られませんからなんとも救いのないことになる。
生まれ変わり死に変わりして、すこしでも悟りに近づくということがなければ希望がありません。
そもそも輪廻から外れることが解脱、悟りというものではないのでしょうか?
輪廻が非科学的であること、実証不可能であることを根拠に、それを単純に否定することは、宗教についてなにか勘違いをしているように思えます。
死んだら何に生まれ変わるか。
人間とは限りません。
仏教はそれを六つのパタンに分けます。
1.天
2.人
3.阿修羅
4.畜生
5.餓鬼
8.地獄
人であることは六つのパタンの一つに過ぎません。
つづき・・・