先日読んだ占い(四柱推命)の本で、面白いことが書いてありました。

占いとは、「最初の麻雀牌(パイ)がどういう組み合わせてそろっていたか」を言うようなものである、と。

運のいい人悪い人は確かにある。

しかし、悪いときは、悪いなりの牌の切り方がある。

こんなにいい牌がそろっていれば普通上がるでしょうという良い並びでも、失敗はありえる。

すべての未来が決まっているわけでもなければ、すべてを自分の意思だけでコントロールできるわけででもないことをよく表していると感心しました。

前世の業が牌の良しあしを決める、というのが、師匠の教えです。

生き・死にを何回も繰り返すというのが仏教の教えです。(輪廻といいます)

過去の前世で全く善い行いをしなかった人も、逆に全く悪事をなさなかった人もいません。

今世の良いことも悪いこともそのどれが現れたかはわからないといいます。

今、苦しいことの多い人は、前世の借金をなんとか返そうとしているのかもしれません。

楽をしているひとはちゃんと徳を積んでおかないと貯金は減る一方です。

逃げない方があとで楽になるのでしょう。

牌が悪い時は悪いなりにゲームを楽しみましょう。

来世まで考えて今世を生きると、少しは苦しみが減るような気がします。

(ちなみは私は麻雀、全然わかりません)