僧侶と女子力(その①)
以前、ある寺のご住職とお話して、僧侶って女子力必要ですよね
という話になりました
大きなお寺の掃除の大変さはかなりのもののようです
拙寺は一軒家に一人ではありますが、汚す人が沢山いるわけでなく、また、ルンバも導入されましたのであまり大変だとは言いづらいのですが、それでもきれいに保つのは大変です
(保てているとは言ってません)
一番重要なのは、必要なことを指示なしで発見する能力だと思います
掃除してください、と言われて、やることは無限にあります
えっと思った人は修業が足りません
掃除の前に、片づけがあり、整頓があり、掃除機をかけ、雑巾がけをし、終わったら、隠れたところの汚れに目を向けなくてはなりません
トイレは掃除しましたか
風呂は?
排水溝は見ましたか
冷蔵庫の中はきれいになりましたか
玄関は?
靴箱は?
庭は?
草は?
冷蔵庫や洗濯機やテレビの裏がどれだけ汚れているかをご存じですか
時間は限られています
限られた時間の中でどこまでできるかを算段し、どこまで手をだしてよいのか、それは「掃除してね」と言ったひとにお伺いを立てねばなりません
寺の中で生き抜くためにこのあたりの塩梅を知る必要があります
小僧が何人もいる場合、動けているかは必ず見られています
動けないひとは自分で仕事を探せないひと
何が問題か、何を必要とされているのかを探す
これはビジネスの話でなく、寺の話です
続きはまた