思い切ったことをしたと思います。

コアな自民党支持者から反発を受けても、中間的な無党派層の支持を取り込む方が得と判断した側面もありそうです。

私はずっと疑問に思っています。

なぜ、右の人たちは「選択的夫婦別姓」に。ここまで反対するのか?

全ての夫婦は別姓にする、に反対するならわかります。

別姓にしたい人がいるなら認めましょう、に反対するということは、

「夫婦別姓にしたほうが、私たちは幸せだ」という思想そのものの存在を許さない。

ということです。

別姓にすると家族の絆が崩れる、墓の維持に問題がでる、等々の反対意見がありますが、たとえそれが真実だとしても、別姓を選択したいという「考え方」の存在自体を許さない、と言えるほどの根拠はどうしてもわからない。

別姓にした家族は絆が崩壊するかもしれませんが、国家が、それは忍びないからという理由で同姓を強要するのは違う気がします。

別姓に出来ないから結婚しないという人がいるなら、別姓を認めた方が家族は増えると思います。

家族を大事に思うなら、そのほうがいいのじゃないかしら。

蟻の一穴だと思っているのでしょうか。

いちど認めてしまえば、雪崩を打って別姓が広がるとか恐れているのでしょうか?

それが伝統的な日本の価値観なのでしょうか?

多分、姓の問題は天皇制と深くかかわっている問題なのです。

別姓を認めないというのは「家族の絆」などという浅い理屈で説明はできないのだと思います。

経団連が選択的夫婦別姓を求めています。

夫婦別姓を支持する合理的理由はたくさんあります。

これが30年動かなかったということは、もはやこの問題は合理的な、すくなくとも表層的な理由では説明できない何かがあるのだと思います。

どなたかこれに関するよい書籍があれば教えてほしいです。

納得が行けば、「選択的夫婦別姓」に反対することにやぶさかではないです。

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