http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/158420/3
先日新橋のシャンソニエ「月夜の子猫」で内田喜朗さんの歌を聴いてまいりました
その中でうたった歌のセリフ(別れの詩 ミレーヌ・マチュー)
「悲しみの代わりに憎しみを」
実は本当の歌詞は「悲しみの代わりに優しさを」だそうです。
内田さん、歌詞を変えて歌いました
この歌は、男に捨てられた女の歌で、最後に「私が今できるのはさよならを言うことだけ」と歌います。
そのあとに続くセリフが「悲しみの代わりに憎しみをあげる」(本当は優しさを)でした
愛の反対は無関心だそうです
悲しみは、自分だけのもの
憎しみは「あなた」に対して感じる感情です
憎しみは愛の裏返し
憎しみは愛の裏付けなしにはあり得ません
「あなた」とつながる術(すべ)はもう憎しみしかないの
なんて切ないことでしょうか
なんて悲しい女心
「悲しみの代わりに優しさを」はすごく陳腐に聞こえてしまいました。
私が大きな拍手をしたのはまさにこのセリフの内田さんの歌心でした
愛に素直でない私の偏見ですが・・(苦笑)