僧侶と女子力④
③でさらにお局ぶりを発揮しましたが、この師匠を優先すること、受け入れること、耐えること、自分を前面に出さないこと
これらは「陰の力」なのだと思います
陰と陽とがあって、陰とは陽のない状態のことだと、かつて思っておりました
最初、「陰の力」と聞いてよくわかりませんでした
だって力がないことを陰というのではないの?
ちょっと違うのです
例えば、漢方では「陰が足りない」という言い方をします
陰は下げる力とでも呼ぶべきもののようです
副交感神経のようなイメージかもしれません
陰が足りないとのぼせるとかイライラするとかいう具合です
陰という、積極的な働きがあるのです
僧侶は陰が強いあり方だと思います
葬式法事は言うに及ばず、ご祈祷もそういう面が強いのです
例えば、護摩を焚くとは、実は煩悩を焼くのだと習いました
煩悩を焼いて、それでも残ってしかるべきものが立ち上がるイメージです
僧侶は陰、すなわち女子力が大切とはこういうことでもあります
まだまだ続きますぞ(笑)…