僧侶と女子力⑩
先日、「今日から俺は!!劇場版」を見てきました
伊藤健太郎くん演じるところの伊藤真司というキャラクターがいます
頭髪を30センチ以上、グリスかなにかで固めてツンツンのヘアスタイルです
毎朝セットは大変だろうなあとみていました
多分、鏡のまえで1時間以上、自分の顔を見ながら髪をセットする
これを女性的と言わずしてなんでしょう
ということを師匠に投げかかると、師匠が言うには
動物界ではそれが標準である
孔雀の羽も、ヘラジカの大角もその個体が生きていくには不利である
そのような不利な状況にあっても生存できるほど自分は強いというアピールをメスにしているのだ
ということでした
確かに伊藤真司くんはあのヘアスタイルでは生きづらかろうと思います
突っ張りの子たちからも目を付けられるでしょう
あのヘアスタイルはまさに「オス」の象徴
あの「オス」を維持するために大変な女子力が必要なのだと思います
まさに陰極まって陽に化す(ほんとかよ)
翻って、西洋占星術において「正義」は処女宮(おとめ座)の象意だそうです
そうです
愛は戦いを生むのです
お釈迦様は「愛してはならない」とおっしゃっているのですよ
『法句経』にこう書かれています。
「愛より憂いが生じ、愛より恐れが生ず。愛を離れたる人に憂いなし、なんぞ恐れあらんや」
女子力シリーズももう⑩ですが、「女子力」だけで寺は運営できません
女子力の最たるものは「オス」の中に
男性性の最たるものは「メス」の中に
だって奥さんは怖いでしょ(こうやって私は女性信者をなくしていくのです とほほ)
追記
映画の中で伊藤真司(つんつん)が朋友の三橋貴志(金髪)のところに夜、ジャージで訪れるシーンがあります
髪は洗ってさらさらの長髪、戦いのモードを外れると、なんとも女性的な容姿になる
あのシーンは面白かった
あの学ランの洗濯も大変だろうな
よごれてたら嫌だろうとおもいます