許される感染と許されない感染
7月末に青森の警察官が風俗に行って感染したそうです。検査を一度拒否しているようですが、まあ、風俗に行ったことを隠したかったのでしょう
ある芸能人の発言として、これは100%ダメ、訴訟を起こされてもしょうがない とあります
三密を避け、危ないところにはいかず、マスクをかけていても、それでも感染してしまった、それならば許されるけれど、風俗でかかったなら責められる
違う気がする
かつてHIVは、特殊な人たちが特殊な行為をして感染するものとして差別されました
しかし、どのような経緯でHIVに感染したとしても保護され、治療をうける権利があり、そこに差別はあってはならないという合意ができたのだと認識していました
地方の人たちのなかには、新宿を歩いていた人が来訪しただけでハイリスクと思う人たちがいるのだと思います
新宿で働いている人も住んでいる人もいるのに
なにがリスクでなにが安全かは立場によって変わります
線引きなどできるはずがない
フレディ・マーキュリーはエイズで亡くなりましたが、危険な行為の結果なのだから責め立ててもよいのでしょうか
感染者に序列をつけてはならないと私は信じます
風俗を利用したすべての人を弾劾するのでないかぎり、感染した風俗利用者を責めるのは残酷だと思います
多くのひとが世話になっているくせにと私は思うのです
感染した人=感染対策をきちんとしなかった人
になってしまう
やるべきことをきちんとしないひとはダメなひと
そんなことを言えるひとは、「罪を犯したことのない者」だけです
「あなたたちの中で
罪を犯したことのない者が
この女に、まず石を投げなさい」
風俗でお世話になっているひとは彼を責めていないのかもしれません
(政治家で責めるひとがいそうだけれども)
そんなところにはいっていないひとが「私には罪はない」として石を投げてるのでしょう
宗教的にそちらのほが問題だと思います