著者はテリトリーという用語をキーとして「住居学」を研究する学者です

人の相談に乗る立場の人には必読書だと思われます

 

 

私の浅い常識を打ち砕いた一文を下記にご紹介させていただきます。

 

結婚というテリトリー形成の試練でもうひとつ注意しておかなければならないのは、その核がひとつでなければならない根拠である。

それは、核がひとつでないと、こどもをまともに育てることができないからである。

核がふたつ、つまり母親と父親が核を統合していない場合には、これは同棲に過ぎない状態と言わざるを得ない。

そういう環境で子どもを育てると、子どもは思春期になると統合失調症になりかねない。

夫婦によって共有されたひとつの核が存在しないテリトリーは家庭と呼ぶことができないのである。

そこで大切なのは居間の存在である

 

(「家族の絆をつくる家」外山知徳 平凡社 p120より引用)

 

 

著者はテリトリーの中心が夫にとっても妻にとっても共通していなければならない
といいます

この本は占い本ではありませんか、家相の資料としても貴重だと思います

 

 

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