お供えの焼酎

今日、寺に突然、焼酎の宣伝の電話がかかってきて、私が資料を送ってくれと伝えたら、おじさま、とても嬉しそうでした。

なかなか良い返事はもらえないのでしょう。

お供えでどうせ買いますから、注文いたしました。

 

実は、通常のお供えは「日本酒」です。

師匠にあらかじめ、焼酎でも構わないでしょうかとお尋ねしました。

 

師匠曰く

「焼酎ではいけないとはどこにも書いていない。そもそもインドの神様は日本酒を召し上がらなかったであろう。焼酎でもよい。」とのこと。

そのあと

師匠:「お前も慈悲がなさそうに見えてあるのだなあ・・」

私 :「先生、それはないでしょう(笑)」

師匠:「ありそうに見えてないよりはよいではないか」

・・・
まあ、そんなものでしょう。

 

豆知識:

ちなみに神仏(特に天部)にお酒を差し上げるのは酔っぱらっていただいて、その本性をあらわにしていただく意味があるそうです。怖そうに見えても、本性は慈悲深いということです。

私は初行の頃、師匠に言われました。

ついうっかり、とか、気が緩んでとかいう言い訳はしてはならない。

本性が出てしまったとき、それがまともで正しくあらなければならないのだ。

だそうです。

 

もう20年近く前ですから、師匠も40代のはずです。

わたしももうすぐ還暦ですが、言えない言葉ですね。

慈悲がなさそうに見えて、実はある、でよろしいといたしましょう。(はぁ)

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