四天王寺の万灯ろうそく
今年も四天王寺におります
四天王寺の金堂を取り囲むようにおそらく数千本単位のろうそくが灯されています。
ろうそくには供養なさりたい故人のお名前が書き込まれております。
通常は、大勢の信徒が回廊を取り囲み合掌していらっしゃるのですが、今年はコロナのせいで人数が大幅に制限されております。
(去年は万灯ろうそくの行事自体が中止でした。)
数千本のろうそくで照らされたほぼ無人の回廊を、読経する五人の僧侶が巡り歩きます。
ゆらゆらゆれるろうそくには故人とご遺族の想いが現れています。
故人を供養するのは五人の僧侶ではなく仏であると思うのと同時に、僧侶の存在もまた不可欠なのだ、と直感いたしました。
(私は五人のうちの一人でした)