誰も傷つけてはならぬ(?)

「美人」が差別語になるかもしれません。

 

よくあるパタンは

「優秀な特性」+「美人」の人に対して、その外見を強調することは「優秀な特性」(スポーツ、政治力、学問の業績など)に対する軽視につながる。

ということだ思います。

なるほど。

でも、日本語から「美人」を抹消せよと、言い出したらやりすぎでしょう。

「美人」が人を傷つけることがある。

ここまではよいのです。

あらゆる言葉は人を傷つける可能性があります。

「私は子供に恵まれて幸せだ」と言えば、産めなかったひとを傷つけます。

でも

「あんたってバカよねえ」

という言葉が限りない愛情を示すことだってあり得るのです。

私たちは言葉で傷つき、傷つけられ、言葉の使い方を学びます。

その経験を奪って無菌状態にしてどのような人間が育つというのでしょう?

それがネット上の悲惨につながるのではないのかしら?

「美人」を強調されて傷つく人がいる。

これは私たちに新しい気付きをもたらしました。

新しい文脈の発見です。

しかし、どんな場合でも「美人」を使ってはいけないとなれば言葉狩りです。

「言葉狩り」というのは文脈を認めないこと。

これは怖い。

ただ、文脈を考え、それが適切かどうかを判断するのはとてもエネルギーが必要です。

そしてその判断は人によって変わりましょう。

そうなれは公共機関は「一律に禁止」に向かいますわね。

省エネのために。

もう一つ言いたいのは「傷つけること」「傷つけられること」を過度に恐れてはならないということ。

私は宗教家になって「傷つけること」をあまり恐れなくなりました。

おそらく「人の営為」に対する負い目が減ったのだと思います。

最近、毒舌が減った藤川(ならびに師匠)でした。(うそばっかり)

筒井先生頑張って!
今作家は使ってはいけない用語集を渡されるようです。

《「美人」「主人」「奥さん」は使わないほうがいい?》断筆宣言の筒井康隆氏が考える現代の“言葉狩り”

 

 

 

〜 追記 〜

「美人会長」発言 褒めたつもりが大炎上、いつから容姿の話はタブーに?

 

上野千鶴子氏に聞いた「美しい人に『美人』と言ってはいけない理由」

 

これは

女は男を多元的に判断できる。
男は女を外見でしか判断しない。

と言っているのです。
本気かしら? 上野せんせい。

ポストは食い下がる。それでは男に「イケメン」というのも問題視されるべきではないか。

「よくある反論ですが(苦笑)、女の場合は一元尺度でランクオーダーされるのに対して、男は多元尺度なんです。例えばイケメンじゃなくたって、学歴とか地位とか、そういった尺度が男にはある。男子の尺度の中で一番強力なのが金力(稼得力)であり、イケメンかどうかなんてことは、男にとってはマイナー尺度です。

つまり男女のランクオーダーは非対称ですから、『女だって同じことをやっているだろ』とはなりません」

 

男性への評価が多元的であり、「イケメン」がその一部であるから許される、というのであれば、女性への評価が多元的であれば「美人」を使ってもよい、ということでしょう。

いま現在、女性への評価が一元的(外見のみ)である、という主張はあんまりだと思います。

あまりに男を馬鹿にし過ぎでは?

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