師匠のコンピューターがトラブル続出①
今年に入って師匠のコンピューターのトラブルが頻出しています。
はぁ大変そうですね、では済まない事態なのです。
師匠の月例祈祷で出す御札は百枚単位であり、誰にどのような札を出すかがシステム無しでは、そもそもわかりません。
例え御札を作ったとしても発送が出来ない。
紙の住所録などもはやありません。
月報も請求書も入金管理も出来ない。
コンピューターが使えない事態は、師匠の宗教活動を脅かす非常事態なのです。
ここ1ヶ月近く、その対応に追われ、師匠、私、内弟子のTさんの三人は疲弊しています。
これからことの顚末を記録しておこうと思います。
まだ最終的な解決には至っていません。
私は15年以上、師匠のシステム廻りの世話をしてまいりましたが、前代未聞の異常が起きています。
還暦を迎えた爺さんが一人で支えることが大変厳しい状況です。
内弟子Tさんは大変良くやってくれていますが、彼はエクセルはほぼ触ったことがないというレベルです。
これから書く内容に登場するコンピューター用語が分かる方はぜひ知恵を貸して頂きたい。
出来れば師匠のコンピューター環境を維持する一翼を担ってくださる方を一人でも増やしたいのです。
師匠のコンピューターがトラブル続出②
去年からWi-Fiが、使えなかった。
NTTのモデムとPCを直接LANケーブルで繋いでいたが、内弟子Tさんや出入りの会計担当の方を考えると、Wi-Fi環境は必要であった。
Wi-Fiルーターの能力不足と判断し、無理を言って新しいルーターを購入して頂き、その後しばらくは何の問題もなくWi-Fiが使えた。
そして事件が起こった。
師匠のコンピューターがトラブル続出③
NTTモデムに猫がオシッコした。
当然通信はダメになり、NTTの技術者を呼ぶことになるが、彼らは遠隔操作では治らない、ハードエラーであることを確認しないと来てくれないのだ。
ケチのつき始め、疲弊のその始まりであった。
(ルーター交換もそれなりに気を使った)
師匠のコンピューターがトラブル続出④
モデムがダメになって、私が師匠の寺に赴いて、NTTに説明したが、技術者がその日のうちに来るはずはなく、数日後の作業となった。
その日は私は同席できなかったが、その時、その技術者は師匠に尋ねる。
「お使いのプロバイダーはなんですか」
師匠は答えられるはずもなく、実は私も知らなかった。
あとになって、以前内弟子に入っていたK氏に連絡がつきDTIというプロバイダであると判明するが、技術者は帰ってしまう。
その後、技術者が残した資料を元に、師匠がNTTの電話による支援を受けながらご自分で設定することになる。
ブラックボックスだ。
その時の資料は通信回復後、すぐに廃棄された。
師匠のコンピューターがトラブル続出⑤
その後数日は平穏だったが、Wi-Fiが使えなくなる。
当然ノートパソコンのインターネットは使えなくなり、内弟子TさんがNTTモデムとパソコンを直接LANケーブルでつなぎ、なんとかその場を納める。
そして数日後、師匠から電話がかかる。
「プリンターが使えない、なんとかせよ」
寄付の領収書合掌出せずに困っているという。
翌日私は師匠の寺に行くこととなった。
師匠のコンピューターがトラブル続出⑥
プリンターが動かない。
この手のエラーはたいてい機材の電源ON-OFFで治るものだが、びくとも動かない。
プリンターの設定を工場出荷状態に戻してインストールを繰り返すが治らない。
諦めかけたが、ネットでパソコン側の設定やらプログラムをアンインストールせよ、との記述を見つける。
やってみた。
設定の画面が変わった。
印刷が出来た。
夜の8時であった。