「虎に翼」
フランス人の母と日本人の父とのミックスの少年は、窃盗を犯し、両親双方から親権者になることを拒否されている。
父にも母にも見捨てられている。
家裁の調停員は、親権者を父にするか、母にするかを決めなくてはならない。
話は堂々巡りとなり、少年は一切口を開かない。
寅子は、ここで問いを「この少年にとって最も望ましい状態とは何か?」と考える。
本音は両親どちらにも託したくないと少年に告げる。
ここから事態は動き解決の道が開かれる。
行き詰まった時は、問いを変える。
ただいうほど簡単ではないです。
男女の行き違いではよく起こることだ。
男はトラブルの原因をクリアにし解決策を探ろうとする。
女は共感が欲しいけだったりする。冷静さは愛の欠如でしかない。
私ども相談にのる立場の者は、相談者の問いそのものにとらわれるのは危険だ。
メタの、立場にたてるか、問いを変換できるかが重要だと思う。