こよみのはなし(4)恒気法・定気法
を書いたのが2011年2月14日
もう一年たってしまいました。
前回は
>それに比べて西洋の暦のガサツなこと
>という話を次回します。
で終わっています。
ローマの昔、
暦は3月が年の最初の月だったそうです。
暦の本にはたいていこう書いてあります
3月が初めっていったい何?
3月って書くからよくわからなくなるのです。
MARCHがお正月ってことです。
春分のころが1年の始まりだったわけです。
SEPTEMBER(セプテンバー)のセプトってセブンの意味で7です
OCTOBER(オクトーバー)のオクトってオクトパス(たこ)でわかるように8です
NOVEMBER はNINE で9月
セプテンバーは7月だったのです
しかも月の名前があったのは10か月分のみ!
Martius(今のMARCH)~Decemberだけ
農作業のできない冬のあと60日は月の名前なし!
http://www.vdgatta.com/note_fasti.html
にわかには信じられません
紀元前8世紀の話です
MARCH は31日でした
規則正しく、31,30,31,30,31,30,31,30,31,30だったわけです。
ずいぶん後になって
BC44にカエサル(シーザー)の名にちなんで7番目の月がユーリウス(Iulius)に、
AD8にアウグストゥスの名にちなんで8番目の月がアウグストゥスと改名された
とあります。(これがユリウス暦)
上の31,30の並びをよく見てください
8番目って30日でしょう
アウグストゥスは自分の生まれた月が小の月(30日)であることが気に入らなくて無理やり31日に変えたのです。
とすると31,31,30と続く
ちょっとバランスが悪いので31,30,31にした。
天文なんて全く関係ありません。
のちに冬至のあたりが年の始めとするようになってMARCHは3番目の月になった
でも、9月はセプテンバーのままのわけです。
まったくガサツです。