エヴァンゲリオン
続き
物語の最後で描かれる碇ゲンドウの気づきは非常に陳腐なものです
え、そんなことのために、碇ゲンドウは世界を滅ぼそうとし、実際に大虐殺を行ったわけ??
という内容です
だから深いのです
このように、「私の苦しみと世界の苦しみは同値である」というテーマは大変危険なものです
前回書いた理趣分というお経は、初行のものは読んではならないとされます
密教ですね
エヴァンゲリオンは大変難解で謎に満ちています
私の見方は多くの解釈のほんの一つにすぎません
このようにわかりにくい物語がちゃんと制作されかつヒットする日本の水準の高さを誇らしいと思います