日本は弱者に優しい(アメリカよりは)

興味深い内容の記事です。

「アメリカの働き方は最高! それに比べて日本は……」本当かどうか聞いてみた

●アメリカの企業は社員を教育しない。
●〃には窓際族がいない。(皆クビ)
●〃では、過去どんなに会社に貢献した人でも今使えなければ辞めてもらう。過去の分は過去に十分な報酬をはらったはず。
●〃では交通費支給されない。能力が同じなのに、住む場所が違うだけで企業が負担する金額が違っていいわけがない。
これをフェアという。
老若男女で違いはない。
差は能力のみ。

厳しいです。

日本が弱者に優しいというと、大反対の声も上がりそうですがこういう見方にも納得させられるものがあります。
日本では変革についてこれない人(弱者)を置いていかない優しい文化がありますが、もしかするとそれが30年日本が成長できなかった一因かもしれないとも思います。

かつてソニーのビデオデッキは滅びました。
技術的に、優れたものが生き残るわけではない。
ガソリン車は電気自動車に入れ替わるか?
ガソリン車にしがみついているうちにトヨタが滅びるかもしれない。
(ちなみにトヨタの株価総額は台湾のTSMCの4分の1しかない。)
欧米も中国も国の発電システムごと替えて電気自動車に舵を切ってしまった。
自然エネルギーは不安定で高価と言っている間に、日本はどんどん遅れて行くかも知れません。

こういうグランドデザインは国しかできないと思います。
しかし変革に伴う痛みを日本人は許容できない。
私たちは格差と失業率を生贄にして成長するしかないのかも。

しかし日本が貧乏になればなるほど(円安)、外国からものが買えなくなるのです。
天然ガスもマグロもサンマも小麦もトウモロコシも…
安全保障をいうならエネルギーは自然エネルギーにするべきだと思います。
でもそれで痛みを伴う人がいる。
痛みのケアよりも変革そのものをしないほうが楽でしょう。
痛みを分かち合おうと言える政治家はいないのでしょう。
それを政治家だけのせいにはできないとも思います。
宗教も「のほほん」としていられないのは当然ですから。

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