「シリアスをくぐりぬけないと明るいものあたたかいものに出会えないのかなと」
「ワタシたちはガイジンじゃない」
ひとり芝居 イッセー尾形
宮藤官九郎 脚本 より
NHK「おはよう日本」でイッセー尾形に対するインタビューで応えた言葉です
芝居は団地の広場(野外)で上演され、観客(おおくは日系ブラジル人)の反応を交えてNHKで放映されました
日系ブラジル人のロベルトが病気で路上で亡くなる実話をもとに書かれた芝居です
現実のロベルトは亡くなっていますが、芝居では日本人に声をかけられた彼が病院に行くところで終わります。
現実で彼に最後まで声をかけ続けた日本人女性は彼に、もっと、なにかしてあげられなかったかとトラウマを抱えていますが、芝居で大きな癒しにつつまれます
ロベルトはどこか笑いを誘うキャラクターとして描かれています
ガイジンじゃないニンゲンだ、というセリフが印象に残ります