綺麗事に違和感のある人の必読書

今、世の中は美しいものだけが存続を許され、傷つけること傷つくことを絶対的に否定し、正しくないポルノの否定、闇の否定、いかがわしいものの否定、全てのあらゆる差別の否定。

同性愛者は結婚してこそ幸せという「標準」への取り込み。

これらの「正しい言説」に反論することは非常に困難だ。

そういうことにモヤモヤしている人には必読書だと思います。

仏教は闇を拝む側面があるのですよ。

千葉先生、ええわあ。

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以下少しだけ抜粋…

一切の否定性を退けて、ただただポジティブに生きようとするのではなく、「何らかの意味で、否定性を肯定すること」が必要なのではないかと

「人を傷つけること」と「弱者を虐待すること」は別の話だ

すべての「人が傷つく表現」が滅ぼされてしまったら……。 そうなったら文化は全てオワコン

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欲望会議 性とポリコレの哲学 (角川ソフィア文庫)

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