ご相談にのっていると、輪廻がとても重要になる場面がおおいです。

生まれてから一度も良いことがなかった。もうすぐ人生も終わる。このまま人生が苦しいままで終わるのはなんとも情けなく、つらい。

などといわれると、私も言葉につまることがあります。

人生が生まれてから死ぬまでの一回きりであるとすれば、それはとても恐ろしく苦しいことです。

考え方や認識の仕方を変えることで人生が変わることはありますが、目の前の借金やら、仕事がないことやら、自分の子供が風俗で働いているやら、そういう巨大な現実のまえに、「それはあなたの考え方が間違っている」とはなかなか言えません。

それは恐ろしく、つらい現実であるといういうことに、まずは共感しないではいられません。

しかし、人生は、実は前世から受け継ぎ、そして来世に持ち越していくものであるということが分かってくると、苦しみに意味がでることもあります。

輪廻とは、天・人・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの世界をめぐることです。

相談にいらっしゃる方に輪廻や六道のお話をしてもすぐには納得いただけないことが多いです。

しかし、こういう仏教話にすなおに反応できるかどうかが、その人が救われるかどうかの分岐点のような気もします。

そもそも、輪廻や六道の用語自体をご存じない方もおおくいらっしゃいます。
すこし解説していこうと思います。

つづき・・